おまけ ささやんのセクハラ日記


「腕がまだ完治してねえから暇だなー。ってことでチームメイトたちにセクハラしてくる」

「まずは猛からだ」



「猛、俺ウエイトすげえ頑張ったぜ。ってことでご褒美にケツ揉ませろ」モミモミ
「……」
(あれ? 珍しく触らせてくれたぞ? いつもなら絶対駄目って言われるのに)モミモミ
「……」
「……」モミモミ
「……」
「……」モミモミ
「……ぐすっ」
「!?」
「うわーん……ぐすぐすっ」
「お、おい猛!? 勝手にケツ揉んで悪かったって! 泣くこたあないだろ?」
「馬鹿、今更そんなんで泣くかよっ。俺、やっぱ大地がいないと寂しくてっ……大地に逢いてえよぉ……」
「あー……」
(そんなん俺だって寂しいわ。あいつを見送った日の夜どんだけ一人で泣いたと思ってんだよ)
「あのなぁ、寂しいのわかるけど、いつまでもウジウジしてたってしょうがねえだろ」
「でも、でもっ……」
「俺だって泣きてえよ。あいつのことマジで好きだったんだからな。でもこんなの、どうしようもねえだろ。あいつだって俺らと離れたかったわけじゃねえだろうし、仕方なかったんだよ。泣いてる暇があるならもっと気合い入れて練習して、ビッグスターになれよ。早くなれたら、ひょっとしたらあいつがイクシオンに帰っちまう前に間に合うかもしんねえだろ?」
「本当か?」
「可能性はあるだろ? だからいまは頑張るときなんだよ。泣いてるときじゃねえ。それに俺が、お前が寂しいって思う暇もないくらい笑わせてやるよ」ギュッ
「ささやん……」ギュッ



(ああああああ!! 猛くっそ可愛いよおおおおおお!! ぶち犯してえええええ!! けど我慢ッ!!)





「次は茂庭だ」



「もーにたん」
「うわ、ささやん。変なあだ名で呼ばないでよ」
「いいじゃん、可愛いだろ? そんなことよりももにたん、俺にケツ揉まれるのと胸揉まれるのどっちがいい?」
「何そのささやんしか得しない選択肢!?」
「別に減るもんでもねえし、ちょっと揉むくらいいいだろ?」
「俺の精神がすり減るけど!?」
「ちなみにお前に拒否権はねえから。俺のこの怪我、誰の手がオーバーネットしたせいだったっけな?」
「うっ……わかったよ。じゃあお尻のほうで」
「よしきた」モミモミ
「くっ……」
「……」モミモミ
「あっ……」
「……」モミモミ
「うっ……」
「なあ、茂庭。お前ちょっとして感じてるのか?」モミモミ
「か、感じてないし!」
「嘘つけ。身体がびくびくしてんじゃねえか。やらしいな〜」モミモミ
「あっ……そんな高速で揉むなっ」
「ケツでこれなら、前のほうはどんだけなんだろうな〜」スッ



「思いっ切り平手打ちされた……」






「次は小原だ」



「よう、小原」
「あ、笹谷さん。ウエイト終わったんっすか?」
「まあな。暇になったからちょっとお前のケツか胸揉ませてくれよ」
「いいっすよ。どっちかっていうと、胸のほうがお勧めです。最近胸筋が付いてきたんで」
「マジか! じゃあさっそく揉ませてもらおう」モミモミ
「どうっすか?」
「おお、確かになかなかいい胸筋してんな。揉み応えがある!」モミモミ
「でしょ! 懸垂してたら育ちました」
「なるほどなー」モミモミ
「笹谷さんも胸筋結構付いてたっすよね? 触ってもいいっすか?」
「ああ、いいぞ」
「あざーっす! うわ、やっぱり笹谷さんの胸筋すごい!」モミモミ
「だろ? 思う存分揉んでいいぞ」
「わーい!」モミモミ
「……」
「……」モミモミ
「……」
「……」モミモミコリ
「っ!?」
「……」モミモミコリコリモミモミコリコリ
「あっ……おい、ちょっと」
「どうしたんっすか? あ、ひょっとして乳首感じちゃいました?」モミモミコリコリコリ
「か、感じてねえよ!」
「嘘つかないでください。こんなに勃ってるじゃないっすか。やらしいな〜」コリコリコリ
「お、おい小原っ、もうその辺でやめろよ。つーかもう乳首弄ってるだけじゃねえか」
「まだ駄目っすよ。存分に揉んでいいって言ったの笹谷さんじゃないっすか。それに、ほら」股間ゴリ
「!?」
「こここんなになっちゃんたんで、笹谷さんに抜いてもらいたいなって」
「お、おい……洒落になんねえぞ。マジでやめろって! おい! アッ――――!!」





「さ、最後は青根に癒してもらおう……」ボロッ



「青根ー。いま暇だったりするか?」
「……」コク
「ちょっとお前の筋肉量確かめたいんだけど、とりあえずケツ揉んでいい?」
「……」コク
「よっしゃ」モミモミ
「……」
「お前なかなかいいケツしてんな。ちゃんと引き締まってるし、すげえいいよ」モミモミ
「……//」
「なあ、胸も揉んでいいか? 胸筋もすごそうだ」
「……」コク
「よっしゃ」モミモミ
「……」
「やっぱ胸筋もすげえな! 逞しくて惚れ惚れするぜ」モミモミ
「……//」
「……」モミモミ
「……」
「……」モミモミ
「……」
「……」モミモミ
「……」
「……なあ、青根」モミモミ
「?」
「嫌だったら嫌って言っていいんだぞ? 別に嫌がられたってお前のこと嫌いになったりしねえし、怒ったりもしねえからさ」モミモミ
「……」
「……」モミモミ
「……い、嫌じゃないです」
「!?」モミモミ
「さ、笹谷さんに触られるの、嫌じゃないです……」
「!?」モミモミ
「……」
「……」モミモミ
「……」
「なあ、青根」モミモミ
「……はい?」
「俺と付き合うか?」モミモミ
「……はい//」



おしまい




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