おまけ お父さんと一緒


靖志「この城の風呂も久々だな〜。相変わらず馬鹿みたいに広いな! とりあえず身体を洗って……よし、湯船にダイブだ!」

ザッパーン

靖志「ふぅ〜。やっぱ広い風呂っていいな〜。クロールだってできちまうぜ!」

ガチャッ

靖志「ん? 誰か入って来たのか? 執事には一人で入るってちゃんと言ったはずだけど……」
祐輔「よう」
靖志「父さん!? なんで入ってくるんだよ!」
祐輔「いや〜、せっかく俺の可愛い靖志が帰ってきたことだし、親子水入らずで風呂に入ろうと思ってよ」
靖志「この歳になって父親と一緒に風呂とか地獄だわ! オレは上がらせてもらうぜ」
祐輔「あ、執事には俺がいいって言うまでドア開けるなって言ってあるから出られないぜ?」
靖志「はあ〜!? どんだけ必死だよ!」
祐輔「まあそうカリカリすんなよ。俺が身体洗い終わるまで湯船で大人しくしてろ」



靖志「……」
祐輔「……」
靖志「……」
祐輔「……」
靖志「……いやおかしいだろ! こんだけ浴槽広いのになんでそんなに密着するんだよ!」
祐輔「くっつかねえとお前の身体の成長具合がよくわかんねえだろうが」
靖志「んなの確かめる必要なんかねえだろ!」
祐輔「あるんだよ! 父親としての義務だよ! とりあえず触らせろ!」
靖志「胸揉んでんじゃねえ!」
祐輔「お前雄っぱいすげえな! Cカップくらいあるんじゃねえの?」
靖志「知らねえよ! こら! どさくさに紛れて乳首擦ってんじゃねえ!」
祐輔「この乳首は遊びまくってる乳首ですねえ」
靖志「言うほど遊んでねえよ! ま、マジでやめろよ変態っ」
祐輔「じゃあ次は靖志くんのおチンポいきまーす。最後に一緒に入ったときはちょろっとしか生えてなかったお毛毛が、いまではこんなにボーボーです。お父さんはちょっと悲しいです」
靖志「なんで悲しいんだよ! 十八なんだからこれくらい普通だろうが!」
祐輔「息子もこんなに大きくなったけど、息子の息子もまたこんなに大きくなりました」
靖志「さっきから変な実況やめろよ!」
祐輔「ちなみに勃ったらどれくらいになるんだ?」
靖志「知らねえよ。測ったことなんかねえし」
祐輔「じゃあ俺が確かめてやるよ。とりあえず勃たせるから、身を委ねるんだ」
靖志「駄目だこのおっさん早くなんとかしないと……」
祐輔「チンポの気持ちいいとこっつったらやっぱ亀頭の裏の辺だよな〜」
靖志「ぎゃあああ! 触んじゃねえよ! 親子でこんなの洒落にならん」
祐輔「大丈夫、こんな程度はノーカンだから」
靖志「扱くなっ……あっ」
祐輔「ほら、感じてんじゃねえかよ。そんなに父さんの手は気持ちいいか?」
靖志「てめえっ……あっ、あっ」
祐輔「よしよし硬くなってきたぞ。なかなか立派なモノ持ってんじゃねえか。これでどんだけの女を泣かせてきたんだ? いや、相手は男か? まあどっちでもいいけどな」
靖志「くっそ……」
祐輔「なんならイくまで扱いてやろうか?」
靖志「いらねえよ! つーか父さんさっきからテンションおかしいぞ!」
祐輔「……嬉しいんだよ、お前が帰って来てくれて。六年ぶりに大事な息子に会えたんだ。そりゃテンションも上がるだろ。一日だってお前のことを忘れたことなんかねえ。ちゃんと生活できてるだろうかとか、恋人つくって幸せになれているだろうかとか、いつも心配だったんだぜ」
靖志「父さん……」
祐輔「……」
靖志「……」
祐輔「……」
靖志「……」
祐輔「やべえ」
靖志「なんだよ?」
祐輔「勃起した」
靖志「はあ!? うわ、なんか背中に硬いもん当たってるし!」
祐輔「よし、こうなった以上は抜いて落ち着かせるしかねえ! ってことで抜き合いすんぞ!」
靖志「絶対やだよ! こら! ケツに擦りつけてくんな!」

 ……今日も聖彼王家は平和である。



お父さんと一緒 終




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