配達員の場合 終


 別に覚悟を決めたという顔をしているわけじゃない。いつも目にする無表情のまま、佳典くんは寝室に向かって歩いていく。さっきまであんなに驚いていたのにな〜。それがまるで嘘のように今は落ち着いている。
 そうして寝室に辿り着くと、二人してベッドに腰かける。俺はそっと佳典くんの太ももに触れ、緩やかに擦った。

「こういうの、慣れてるのか?」
「まあ、それなりに」
「意外だな。真面目そうな顔してるのに」
「この歳になれば、それなりに経験するもんだろう? 佳典くんだって女の子とはしたことあるんじゃないのか?」
「まあ、確かにあるけど……。最近はすっかりご無沙汰だな」
「へえ。じゃあ、今日は俺がうんと気持ちよくしてあげるよ」

 太ももから今度は股間に手を滑らせると、そこは少しだけ硬くなっているようだった。形を確かめるように軽く握り、指先で先っぽの辺りを擦る。

「いきなりそこなんて、結構大胆だな」
「そう? 男同士だと、結構普通だけどな」

 佳典くんのそこが、段々と大きくなってくるのを手の中に感じながら、幅広な肩に体重をかけて彼を押し倒した。
 意外なほどあっさりと倒れた佳典くんは、相変わらずの無表情だ。けどまあ、いつまでもそんな涼しげな顔をしていられると思うなよ。
 顔を近づけると、佳典くんは目を閉じた。どうやらキスはしても大丈夫らしい。そういえば昨日は寝ている間に、この唇をこっそりと味わったんだった。だから少し新鮮味に欠けてしまうけど、それでもやっぱり相手が起きているのとそうでないのとでは気持ちが全然違う。
 そっと口づけると、昨日と同じ柔らかな感触が唇に伝わってきた。慣れた行為のはずなのに、心臓が破裂しそうなほどに高鳴っている。やっぱり好きな人とするキスは自分の中で特別なものらしい。
 唇の隙間から舌を差し入れれば、佳典くんは嫌がりもせず、むしろ積極的に自分の舌を絡めてきた。それが嬉しくて深く噛み合わせると、佳典くんもまた上手にそれを絡め取ってくれる。

「キス、上手いな」
「佳典くんだって」

 気持ちのいいキスだった。おかげで俺のあそこはすっかりギンギンなっちゃってるし、太ももの辺りに当たる佳典くんのも、さっきより硬さを増しているようだった。

「俺とするの、嫌じゃない?」
「別に、嫌じゃないよ。むしろちょっと興奮してるくらい」
「本当に? 俺、チンコ付いてるんだぞ?」

 キスはまだよくても、身体を見てしまうと一気に萎えてしまうということもある。いまはそれがちょっと心配だ。そんなことを思っていたら、佳典くんがいきなり俺のあそこをズボンの上から鷲掴みしてきた。

「な、なんだよ!?」
「いや、他人のチンコってどんなものかと思ってさ。なんとなくわかってたけど、ビンビンになってるな」
「そりゃ、好きな人とキスしたらなるだろ、普通。というか、佳典くんだってビンビンじゃないか」
「男ならそうなっちゃうだろ」

 ノンケなら普通は男にキスされても勃ったりしないと思うけどな。ということは、本人に自覚がないだけで、佳典くんはバイセクシャルなのかもしれない。

「ちょっと浩志くんの見せてくれよ。どんなふうになってるのか見たい」
「いいけど、佳典くんのも見せてくれよ」

 そうしてお互い自分でズボンと下着を脱ぎ、いきり勃ったものを曝け出す。
 露わになった佳典くんのモノは、長さこそ人並だが、太くて形がよかった。これでいったいいままで何人の女に快楽を与えたんだろうか? なんだか少し妬けてしまう。
 さっきとは打って変わって、佳典くんは俺のあそこに、割れ物にでも触るかのような慎重な手つきで触れてきた。そっと撫でるように亀頭に指を這わせたあと、軽く握って扱いてくる。

「そ、そんなに触って萎えたりしないの?」
「いまのところ大丈夫だけど? あ、先走りが出てきた」

 先端からじわりと溢れ出した透明な蜜を、佳典くんは指で塗り広げ、摩擦が和らぐとその感触はたちまち快感に変わった。

「くっ……」

 思わず零れた小さな呻きに、佳典くんがはっと顔を上げる。

「痛かったか?」
「いや……ちょっと気持ちよくて」

 感じていることを素直に告げると、佳典くんは悪戯な笑みを浮かべる。ああ、こんな顔もできるんだ。なんだか新鮮だ。

「俺のも触ってよ」

 佳典くんが膝を立て、天井を向いたあそこがすぐ目の前に突き出される。
 そろりと熱っぽいそれを握り締めると、佳典くんはごくりと喉を上下させた。セックスをするのは久しぶりと言っていたし、もしかしたらすごく期待しているのかもしれない。
 その期待に応えなければと、俺はいきなりそこを口の中に飲み込んだ。その瞬間に佳典くんの口から掠れた声が零れ、それは俺が頭を動かすたびに聞こえてきた。

「そういえば、風呂に入ってないけど大丈夫?」

 別にそんなことは気にしないし、臭くもないから大丈夫。返事をする代わりに一つ頷き、俺はフェラチオを続ける。

「ふ……くっ……け、結構上手いんだな」

 そりゃ、男のほうが男のツボをよく理解してるからな。女なんかよりよっぽど上手いと思う。
 荒い息遣いになりながら、時々揺れる佳典くんの腰。遠慮せず、もっと激しくしていいのにと、口の中の硬いものを味わいながら思っていると、彼はいきなり上体を倒し、俺のあそこに触れてきた。

「俺も、フェラするから」
「ええ!? む、無理はしなくてもいいのに……」
「別に、無理じゃない。なんかできる気がする」

 そう言って佳典くんは、恐る恐ると言った感じで先端をちろちろと舐めてくる。それで大丈夫そうだとわかると、止める間もなく彼の口の中にぬるんと飲み込まれてしまった。

「あっ……」

 自分でも思った以上に甘ったるい声が出てしまった。恥ずかしくなって口元を押さえるが、佳典くんは更に強く吸いついてくる。
 佳典くんとシックスナインをしているというだけでもちょっとやばいのに、このままじゃあっという間にイってしまいそうだ。だからそれを紛らわすために佳典くんのあそこに懸命にしゃぶりついていたんだけど、結局すぐに絶頂の兆しは訪れてしまった。

「よ、佳典くんっ、イっちゃいそうだから、口離してっ」

 慌てて佳典くんの顔を引き剥がそうとするが、彼は頑として俺のあそこから口を離そうとしない。やば、このままじゃ口の中に出してしまう……。

「あっ、イ、イクっ……あぁっ――!」

 ひときわ強く吸いつかれた瞬間、痺れるような快感が身体を駆け巡った。絶頂に達したあそこが、ドクドクと波打ちながら白濁を佳典くんの口の中に流し込む。
 まるで一滴も零さないとでもいうように、なおもしゃぶりついてくる佳典くん。イったばかりのあそこにその刺激はきつくて、俺は腰を引いて彼の口の中から脱出した。

「だ、大丈夫? それ、不味いだろ?」

 過去に何度か口内射精されたことがあるけど、あれはとても人が飲めるようなものじゃない。だからすかさずティッシュを何枚か手渡すと、佳典くんはそれを口に押し当てる。

「不味いっていうか、感触がやばいな。口の中がすごくイガイガする」
「口、ゆすいで来たら? 臭いが残っちゃうぞ?」
「ああ、そうする。ちょっと待ってて」
「ゆっくりでいいよ」

 苦虫を噛み潰したような顔で寝室を出た佳典くんを見届けて、俺はベッドに横たわる。
 まさかあんなに快く(?)フェラチオしてくれるなんて思ってもみなかった。しかも意外と積極的だし、さっきから全然嫌そうなそぶりを見せない。この分だと、問題なく最後までできちゃいそうだな。
 フェラと手コキでイかせるのも悪くないけど、やっぱりどうせなら俺の中に入れてほしい。ああ、でもそれはさすがに抵抗あるだろうか? いや、ここまで来たら絶対に入れさせてやる。となると、いまのうちに前準備でもしておくか。
 俺はリビングの自分のバッグからローションを取り出し、寝室に戻ってボトルを開ける。もちろん、後ろのほうをほぐすためだ。
 常にローションを持ち歩いてるなんて、大概いやらしいと思うかもしれないけど、別にしょっちゅうそういうことをしているわけじゃないぞ? たまーに仕事帰りに掲示板で男を引っかけることがあるから、念のためだ。
 自分でほぐしているのを佳典くんに見られるのは恥ずかしいから、手早く済ませよう。でもこれって自分でやると力入っちゃって、なかなか捗らないんだよな〜。しかも最近使ってないから狭くなっちゃってるし……。
 と、少し苦戦しながらなんとかほぐし終わり、佳典くんが戻ってくる頃には何事もなかったようかのように、ベッドの上でくつろいでいた。

「待たせて悪い」
「気にしないで。少し萎えちゃってるね」

 少し間が空いてしまったからか、佳典くんのあそこは萎んでしまっていた。とりあえずは勃たせないと、先に進めない。ベッドに上がってきた佳典くんのそこを俺はいきなり掴んで、優しく上下に擦る。

「なんか、手ヌルヌルしてないか?」
「ローション使ってほぐしておいたから」
「ほぐしておいたって……あっ」

 男との経験がなくても、男同士のセックスでどこを使うかは佳典くんも知っていたらしい。視線がちらりと俺のケツを向いて、納得したふうな顔をした。

「やっぱり、男に突っ込むのは嫌?」
「嫌じゃないよ。つーか、結構興味あるかも」
「そっか。ならよかった」

 佳典くんのあそこも元気を取り戻したみたいだし、そろそろいいだろう。
 俺はおもむろに佳典くんの腰に跨ると、硬くなったそれを自分の後ろの穴に押し当て、ゆっくりと腰を沈めていく。
 佳典くんの熱がじんわりと伝わってきた瞬間、身体のどこかが疼いた。たったそれだけで、イったばかりの俺のあそこが反応してしまう。
 思っていたほどの痛みはない。それはそれでホッとしたけれど、逆にいやらしい身体だと引かれはしないかと心配になる。いや、そんなのもう今更だ。自分から押し倒して、あそこにしゃぶりついて、それだけでも十分淫乱だと思われただろう。
 大きな圧迫感を感じながらも、あっという間に佳典くんを根元まで咥え込んでいた。おかしいな、久しぶりだからもっと苦労するかと思っていたのに。

「全部、入った……」
「痛くないのか?」
「うん、大丈夫。俺の中、どんな感じ?」
「温かくて、ヌルヌルしてて、なんかやばいな」

 何度も妄想した、佳典くんとのセックス。まさかこんな形で実現することになるとは思ってもみなかったけど、やっぱり繋がれたことがどうしようもなく嬉しかった。
 腰をゆっくり前後に動かすと、びっくりするくらいピンポイントで、佳典くんのあそこが俺の感じるところに当たった。気持ちよくて、でももどかしくて、その快感を追い求めるように段々と激しく腰を振る。

「あっ、き、気持ちい……感じるっ」
「な、なんだよ、これ……気持ちよすぎだろっ」

 怒っているような、あるいは戸惑っているような声が佳典くんの口から零れる。感じてくれていることに嬉しくなって、更に激しく腰を振れば、彼の男前な顔は悩ましげに目を細めた。

「うっ……ぁっ、ふっ、奥に当たってっ……」
「くっ……!」

 正直に言えば、アナルセックスはそこまで得意ではなかった。本当に後ろで感じられたのはほんの数回限りで、だからいままでそれほど積極的にはなれなかった。
 でも、いまは違う。自分の中をぐちゃぐちゃに掻き混ぜるそれは、どうしようもないくらいの快感を与えてくれる。もう一生犯し続けられたいと思うほどに気持ちよくて、どうにかなってしまいそうだ。

「俺も、動いていいか?」
「い、いいよっ……動いて。俺のこと、犯してっ……あっ!」

 切羽詰ったような声に訊かれ、了承した途端に下から激しく突き上げられた。
 振り落とされるような勢いに思わず佳典くんの身体にしがみつくと、彼は俺の背中を強く抱きしめた。
 頭がすぐ近くにあるせいで、佳典くんの荒い息遣いや喉を鳴らす音が耳元に聞こえる。いつも落ち着いていて、無欲そうに見える彼のそんな姿を見て、俺はそれだけで堪らなくなった。
 なんかこのままイケちゃいそうな気がするな。身体の相性がいいってこういうことを言うんだろう。もっと激しくしてくれれば、そのうち……と思っていたら、いきなりそれを引き抜かれた。

「あっ……な、なんで抜いちゃうんだよ?」
「ごめん……ちょっとバックで犯したくなった」
「ああ、そういうこと……」

 まあ、騎乗位だけじゃ物足りないよな。それにしても佳典くんの口から“犯したい”って言葉が出てくるなんてびっくりだ。別に俺はMじゃないけど、一瞬ぞくっとしちゃったぞ。
 恥じらいもなく四つん這いになれば、佳典くんが俺のケツをそっと撫でてくる。

「もっとケツ突き出して」
「こ、こう?」
「うん、そんな感じ。浩志くんっていいケツしてるよな」

 言いながら熱いものを入り口に押し当てられ、全身が期待で総毛立つのを感じた。そのままするりと俺の体内に入ってきて、佳典くんは深く息を吐く。

「ここ、切れたりしてないよな?」
「うん、大丈夫だ。だから……佳典くんの好きなようにして」
「そうか……じゃあ、遠慮なくやらせてもらう」

 最初は中の感触をじっくりと確かめるような、ゆっくりとした動きから始まった。奥を貫くたび、佳典くんは気持ちよさそうに息を吐く。
 しばらくそれが続いたあと、なんの前触れもなく律動が激しくなった。途端に全身の力が抜けてしまいそうになるほどの快感に襲われ、嬌声が口から零れた。

「あぁっ……あっ、あっ……んぁっ」

 佳典くんが中で蠢くたび、尻がびくびくと痙攣して、無意識の内に肉棒を締めつける。腰を打ちつける音と一緒にグチュグチュと湿った音が部屋に響き渡り、それが溜まった欲望を刺激して、より卑猥な気分にさせた。

「すっげぇ……さっきよりもっと吸いついてくる」
「だって、さっきより気持ちいいからっ」

 騎乗位のときよりも奥深くに侵入され、身体は拒むどころか喜んでいる。いつからこんなにいやらしい身体になったんだろうかと――そもそも自分はどちらかというと責めるほうが得意のはずなのに、いつから犯されることに喜びを感じるようになったんだろうかと、太くて硬い感触を後ろに感じながら自問する。
 答えはすぐに出た。俺の身体はたったいまそういうふうになって、相手が佳典くんだからこその変化なんだろう。もちろん身体の相性もあるんだろうけど、一番はきっと気持ちなんだ。

「佳典くんっ……好きっ、大好きっ」

 この溢れんばかりの気持ちが、佳典くんで感じるようにしてくれたんだ。佳典くんに犯されることを嬉しく思うのも、その気持ちがあるからだ。

「俺も……浩志のことが好きだよ」

 心も身体も、返ってきた台詞にトクンと疼く。
 たとえ身体を繋げたとしても、佳典くんが俺と同じ気持ちを返してくれるなんてちっとも期待していなかった。だから一瞬驚いて、けれどそれはすぐに嬉しさに変わって全身を駆け巡る。さりげなく呼び捨てにされたのも、結構嬉しかった。もちろんヤってるときの勢いもあるんだろうけど、それが聞けただけでも俺は幸せだ。
 後ろを犯されながら佳典くんの手に顎を掴まれ、後ろを振り向かされる。すると噛みつくような勢いでキスをされ、後ろの快感と合わさって俺の身体を蹂躙する。

「勢いとか、そういうんじゃないぞ」

 重なり合った唇が離れると、佳典くんは息を切らしながらもしっかりと言葉を紡ぐ。

「本当に好きだ。セックスをして好きになるなんて、軽いやつだと思うかもしれないけど、、ヤってる内に誰にも渡したくないって思えてきた」

 言いながら耳に噛みつかれ、思わずぞくりとする。

「だからこれからはもう、俺以外のやつとヤるな」
「ヤらない、からっ……だから、ずっと、俺のこと犯してっ」

 俺の中で、佳典くんのが更に膨らむ感覚がした。たぶんもう、絶頂が近いんだろう。腰の動きもより激しくなり、先端で奥を抉られるたびに俺も絶頂が近づいてくる。
 熱い。熱くて、気持ちいい。下半身が溶けてなくなってしまいそうな快感に溺れながら、身じろぎすらできずにどうにか息をする。

「あっ! ま、待ってっ、イクっ……あぁっ!」

 佳典くんと一緒にイきたくてなんとか踏ん張っていたけど、もう限界だった。パッと何かが弾けるような感覚に襲われると同時に、俺はシーツに向かって白濁を撒き散らしていた。

「くっ……俺も、イクっ」

 そしてすぐに佳典くんも限界を迎えたらしい。ひときわ強く腰を打ちつけられ、そのまま奥深くに熱いものを放出される。

「はあ……」

 深く息を吐いた佳典くんに体重をかけられ、俺はそのままシーツの上にうつぶせになった。
 事後独特の気怠さと、満ち足りたような感覚が身体を支配する。俺の中ではまだ佳典くんのがピクピクと痙攣していて、二人ともしばらくそのままぐったりとしていた。

「責任、取るから」

 耳元で囁かれたのは、そんな言葉だった。

「責任?」
「うん。ちゃんと恋人になって、浩志のことを幸せにする」
「俺男だから子どもできないし、責任を感じる必要はないと思うんだけど……」
「いや、でも……まあ、そうか。じゃあ、逆に責任取ってもらおうかな」

 佳典くんの手が俺の顔にそっと触れ、横を向かせる。するとデコと頬、そして唇の順にキスをしてきて、最後に柔らかい笑顔を浮かべた。

「好きになっちゃったから、責任取って俺の恋人になって」

 ああ、と俺はその言葉を聞いた瞬間に実感する。
 俺は自分の恋を成就させることができたんだ。きっと配達員とそのお客という関係から何も変わらないと諦めていたのに、こうして想いを通じ合わせることができた。
 死ぬほど嬉しい。そういえば恋が叶う瞬間ってこんな感覚だったなと、もう破れてしまった過去の恋愛をふと思い出しながら、そのなんだかポカポカした気持ちを噛み締める。

「よろしくお願いします」

 返事を返すと、また柔らかなキスが降ってくる。でもそれはただ柔らかいだけじゃなくて、温かくて、俺を幸せな気持ちにさせてくれた。




■配達員の場合 終■





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